桑田佳祐「MUSICMAN」

 病気による半年の休養後、紅白出場によって復活した桑田佳祐の新作です。これまた、渾身のアルバムに仕上がっています。東日本大震災の前に発売されたこのアルバムですが、不思議なことに、震災の後に再度聞いてみるとより一層深い意味が感じ取れたりして興味深いです。
 私は、この2011年という年は、歴史的に見ても1990年代初頭のように世界史の大転換点の年となるのは確実だと思います。そのなかで、芸術を創りだすアーティスト(音楽・絵画など問わず)がどのような新しいメッセージを送り出してくれるのか?大変楽しみにしています。