京都国立博物館「琳派誕生400年記念 琳派 京(みやこ)を彩る」

 今年最大の企画展の琳派展を見てきました。まさに圧巻!これだけ琳派の作品を一同に見ることができる機会はなかなかありません。特に、風神雷神図については京都で75年ぶりに俵屋宗達尾形光琳酒井抱一の3人の作品を一度に並べて展示するという、一生に一度の機械ということもあってかなりの混雑でした。実際に見てみると同じ画題でも三者三様、微妙に違う。個性が現れていて面白かったですね。
 それにしても、琳派の作品はデザインが非常にモダン。発想がコンピューターグラフィックでデザインを考えるような感性で描かれており、まったく古くない。むしろ、現代アートの最先端のような感覚を持つのも不思議でした。現代に生きていれば、間違いなく想像を超えた作品をコンピュータで描いていたのではないか?と思いますね。