2008-01-01から1年間の記事一覧

今年のベスト本

今年読んでよいと感じた本を並べてみました。・テレビショッピング事始め 境 政郎 扶桑社 ・地方財政学 中井英雄 有斐閣 ・異能の画家伊藤若冲 狩野 博幸 新潮社 ・デパートを発明した夫婦 鹿島茂 講談社現代新書 ・そこに日本人がいた!〜海を渡ったご先祖…

今年のベスト曲

今年聞いたアルバムで私がよいと感じたアルバムを並べてみました。・American Gangster (Jay-Z) ・Good Girl Gone Bad (Rihanna) ・Dig Out Your Soul(Oasis) ・ケツノポリス6(ケツメイシ) ・Drunk Monkeys(大橋卓弥)来年は、グリーンデイ、U2、エ…

なぜ弁護士はウラを即座に見抜けるのか? 佐伯照道 経済界リュウ・ブックスアステ新書

元大阪弁護士会会長の方が書かれた本です。普段は聞いたことも見たこともない経済事件の現場の話が書かれています。読んでみてわかるのは、物事は一方方向から見ているだけはわからないということです。そして、現場の状態の把握と環境改善がいかに大切であ…

遺品整理屋は見た 吉田太一 扶桑社

遺品整理屋という職業を知ったのは昨年NHKのドキュメントで放送されていたからなんですが、その後に本書の第一弾である「遺品整理屋は見た」を読んで、遺品整理の壮絶な現場の現実を知りその後今年続編が出版されたので購入しました。 人は死んだらおしまい…

大暴落1929 (著)ジョン・K・ガルブレイス (日経BPクラシックス)

私の住んでいる近辺の本屋では扱っていなくて、先日、三井寺展を見に行ったときに購入しました。1929年のNY証券取引所の株の暴落の事実について書かれています。これが非常に面白い!現在起こっているリーマンショック以降の経済の悪化とも(当時とは環…

国宝 三井寺展

大阪市立美術館で開催中(といっても今日で最終日ですが)の「国宝 三井寺展」に行ってきました。最初は行くつもりがなったんですが、秘仏が公開されている(中には初公開のものある)とのことで次にいつ見れるかわからないな、近いし見に行ってみようという…

携帯を機種変更する

私はドコモを使っているんですが、前回の機種変更のときから2年が経過し、「そろそろ携帯をかえたいなぁ」ということで先日機種変更をしてきました。前回はP902isで今回はN906iにしてきました。まぁ、特に何も下調べをせずに店頭に行って機種変更してきまし…

11月のスーパーマーケット

例年この時期は年末を控えて出費を抑える人が多くなるのはわかるんですが、それにしても今年は例年以上に財布の紐が硬くなっているのが感じられます。 気になるのは、たとえばマーガリンを買う人がいるにしても、いつも買っていたサイズより小さい商品を買っ…

ドキュメント「オバマとマケイン」を見て

丁度、オバマ時期米国大統領の当選が確実になったという日の夜中に、NHKで深夜にBSで放送されたドキュメントの再放送があり、録画していたのを見ました。 興味深かったのは、オバマ氏の演説で「黒人も白人もヒスパニックも共和も民主もなく、あるのは一つの…

NTTからネットで明細書を見るようにしませんかとのセールス

先日、NTTより「固定電話の明細をインターネットで見れるようにしませんか?」との電話がありました。確か、月々の料金が100円引きになるはずのサービスってことは以前から知ってたんですが、特にその必要性を感じなかったのでお断りしました。 しかし、こち…

「コロー 光と追憶の変奏曲」

神戸市立博物館にて「コロー 光と追憶の変奏曲」を見てきました。だいたい、1830〜60年ごろに描かれたものが中心なのですが、後のルノアールやモネ、ゴッホ、ピカソなどといった有名な画家に大きな影響を与えた作品であり、今のこの時代状況下において…

「アジアとヨーロッパの肖像展」

続いて、国立国際美術館にて「アジアとヨーロッパの肖像展」を見ました。浮世絵から16世紀のヨーロッパ貴族の肖像画、はたまた現代美術としての肖像写真なんかごったまぜの展示でした。 昔の肖像としてはいかにモデルの「すばらしさ・権力の強さ」をみせるか…

「佐伯祐三展」

先日、大阪市立美術館に「佐伯祐三展」を見に行ってきました。前回「モディリアーニ展」を見てから、なかなか面白く、いける範囲で美術展に行ってみようと思い、今回見に行ったわけです。 で、「佐伯祐三展」ですが、30歳という若さでパリで亡くなった佐伯祐…

「クリスマスケーキ」と「おせち」

まだ10月に入ったばかりなのですが、スーパーの新聞の折込広告ではクリスマスケーキの予約開始と、百貨店からのダイレクトメールでは「おせち」のカタログが我が家に届きました。 いくらなんでも早すぎるわけですが、こうまで早くしなければならないほど、家…

OASIS 「Dig Out Your Soul」

オアシスの新作アルバムです。アルバム全体で堂々とオアシス節を貫いています。

国立国際美術館にて「モディリアーニ展」を鑑賞

なにを血迷ったか?(笑)大阪の国立国際美術館にて「モディリアーニ展」を見に行ってきました。私は、美術館なんて過去に行ったのは県立美術館が開館したとき以来二度目です。 モディリアーニその人自体は美術の教科書でも見たことがあるので、名前と首が長…

ヨーロッパ人の見た幕末使節団 鈴木健夫ほか 講談社

以前に読んだ「そこに日本人がいた」のなかで興味深かった幕末のヨーロッパへの使節団について、ヨーロッパ側から見た内容をまとめた本です。ヨーロッパ側から、具体的には新聞記事が中心なんですが、まさに突然現れた未踏の地からの使節ということで、無知…

そこに日本人がいた!〜海を渡ったご先祖様たち〜 熊田忠雄 新潮社

主に江戸から明治期にかけておそらく初めて海外に行った日本人を世界各地にスポット当てて紹介している本です。 自ら望んで海外に渡ったと言う日本人はごくわずかで、大抵は貧困ゆえに新天地を海外に求めてわたった人々の話となっていますが、望もうが望むま…

Weezer ザ・レッド・アルバム

Weezerの最新アルバムです。一時休止状態から前作のアルバム発表、そして、今回の作品という流れで発表された作品です。 悩んだ末の結果、「これでいくんだ」というような『ふっきれた感』が感じられます。影響を受けた音楽について歌った「Heart Songs」や…

エコノミック・ヒットマン ジョン・パーキンス著 東洋経済新報社

過去約30年間にわたって米国が行ってきた途上国に対する直接・間接の借款とその結果としての途上国の借金漬けと貧困層の増大、米国に対する憎悪の増大について、実際に途上国に対する国家建設プロジャエクトを立案してきた筆者の経験を描いたノンフィクシ…

The Last Shadow Puppets 「The age of The understatement」

アークティック・モンキーズのボーカルであるアレックス・ターナーのソロプロジェクトのアルバムです。はっきり言って、アークティック・モンキーズよりいいんじゃないか!?という快作です。本人21歳とのことですが、まさに、才能があふれ出てくる状態な…

Cajun Dance Party 「The Colourful Life」

わずか16歳で大手レーベルと契約したイギリス今年最大の注目バンドCajun Dance Partyのファーストアルバムです。驚くのが、これで本当に17歳なのかというメロディと世界観。既に完成の域に達しているのは驚嘆します。 既に、セカンドアルバムが10月に…

スーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店

私の家のすぐ近所、具体的には自転車で5分の場所に大型ショッピングセンターがOPENしました。和歌山県下ではイズミヤは2店目となると思うんですが(?)、昨日、私も早速行ってみました。 まず、すごい人・人・人。正直、開店初日とは言え、なぜここま…

REM Accelerate

REMメンバー自身が一度それぞれの道を歩むべきかどうかを考えた末に、その結果として大きなエネルギーをこのアルバムにつぎ込んだ作品となっています。かなり挑戦的な内容となっていますが、かつ、あくまで聞くものを楽しませる内容となっています。

アデル 19

英国からエイミーワインハウスに続く大型新人が登場です。このアデルなんですが、とても19歳には思えない声でして、今の英国シーンの充実振りと幅の広さを感じます。

セミプロ農業が日本を救う 大澤 信一 東洋経済新報社

「大規模」「プロ」的な農業こそが日本の農業に必要という議論はよく見てきたのですが、「セミプロ」という言葉は新鮮味があったので思わず購入しました。要は、農業直売所を基点として段階的にセミプロからプロへと移行が進むことができるように仕組みを整…

奇想の系譜 辻 惟雄 ちくま学芸文庫

江戸時代以前の画家を扱った学術本です。といっても、読みやすく面白い内容となっています。今で言えば、風刺画であったり、首や胴体がこれでもかというほどに切り裂かれたサディスティックな表現であったり、現代でも十分通用する迫力ある絵画が多数紹介さ…

シャネルの真実 山口昌子 新潮社文庫

ブランド「シャネル」の創始者であるガブリエル・ボンヌール・シャネルのノンフィクション作品です。自ら「伝説」を「創作」したシャネルの「真実」を丹念に取材した内容となっており、ファッションに興味が無くても楽しめます。特に興味深かったのは、当時…

デパートを発明した夫婦 鹿島茂 講談社現代新書

近代資本主義の歴史の中でいわゆる「百貨店」という店舗形態を出現させた夫婦の歴史物語です。時代はエッフェル塔が建設されている当時のフランス・パリなんですが、当時に生み出された「百貨店」としての形態・販売戦略などは現在でもほとんど変化していな…

異能の画家伊藤若冲 狩野 博幸 新潮社

代表作の絵と伊藤若冲の人生や絵画技法のついての解説が書かれています。私は、以前にいくつかの作品はTVで見たりしたものもあったので衝撃度は最初に見たときよりは小さかったのですが、それでも、感嘆の一言ですね。木版画や点描技法を使った絵画なども…