国立国際美術館「他人の時間」

日本人を含む海外のアーティストを中心に映像や写真を通して同じ時代を生きる者がいかなる境遇で生活しているのか?普段は意識しないものをアートを通して感じてみようというコンセプトの展覧会でした。
 ある展示では、時計がいくつも並んでおり、それぞれの針の進むスピードが違う。これは、世界中の交通事故で一人が死ぬ間隔であったり、アマゾンの森林が消滅していくスピードであったりと感覚的に表現されていました。
 普段はあまり感じませんが、ふとこのような機会に立ち止まって考えるということも大切であり、次の日からの生活になにかプラスになるものがあると思います。