京都国立博物館「特別展覧会 狩野山楽・山雪」

 数年前の長谷川等伯以来の大型企画展である「狩野山楽・山雪」を見に行って来ました。これだけの規模で集中して展示される機会はそうそうないと思います(作品の中には海外にあるものも複数あるため、同一の場所で見れる機会はおそらく何十年もないと思います)。
 どれだけ苦難の人生を歩んだとしても、その自由な発想とユーモアあふれる独創的な作品というのは見るものに今何をするべきなのか?ということを強く感じさせるものでした。
 あと、「秘伝書」として狩野派の画法マニュアルも展示されており、かなり厳格な型があることが素人目にもわかりました。明治の画人たちがこの型だけにとらわれない作品に注力したのも妙に納得できる気がしました。