今年のCDアルバム

 私にとって、今年は昨年に比べて不作の年となりました。とはいえ、これぞ!というアルバムも発表されました。今回は、そのうちの私が今年印象に残った作品をピックアップしてみたいと思います。

  • 「ヒップホップ・イズ・デッド(Nas)」

 昨年年末に発表された作品。日本語版にもかかわらず訳が付いていません。現状のヒップホップに対する痛烈な批判と、それでもヒップホップの可能性を信じるという強いメッセージがこめられた作品となっています。

  • 「+44(+44)」

 ブリンク・182のメンバーであるマーク・ホッパスとトラヴィス・バーカーが立ち上げたバンドです。ブリンク・182が活動停止状態となった様子を具体的に歌った、「No, It Isn't」がいいです。

リバティーンズのメンバー。ピーター・ドハーティが引きいるバンド、ベイビーシャンブルズのセカンドアルバムです。前作から一気に完成度がよい作品となっています。

今年、私が聞いた中ではもっとも印象に残った作品です。現状の米国におけるラジオ局の多様性の欠如を批判する「Radio Nowhere」など、全曲ともすばらしい内容となっています。

 昨年発売された作品です。アイドルから脱皮し、これからこの路線でやっていくんだ!という強い意志をこめて作られた作品です。

  • 「エコーズ、サイレンス、ペイシェンス・アンド・グレイス(Foo Fighters)」

前作の2枚組みの大作から約2年ぶりの新作アルバムです。前作の路線を継承し、従来なら激しいリズムで演奏される曲もアコースティック調に演奏されていたりと、Foo Fightersとして新たな段階に入った作品となっています。

カニエウエスト待望の新作ですが、今回はよりグラミー賞を意識し、より「売る」ということにこだわった内容になっているように感じます。その中でも、「ストロンガー」は抜群のものであり、「すごい!」というほかないです。

  • 「honeycreeper(PUFFY)」

オリジナルアルバムとなっている近作は、私としては「これぞ邦楽」といえる作品であると思います。


こうやって見てみると、なんだ色々あるやん!ってことになりました(笑)。