国立国際美術館にて「モディリアーニ展」を鑑賞

 なにを血迷ったか?(笑)大阪の国立国際美術館にて「モディリアーニ展」を見に行ってきました。私は、美術館なんて過去に行ったのは県立美術館が開館したとき以来二度目です。
 モディリアーニその人自体は美術の教科書でも見たことがあるので、名前と首が長く瞳が描かれていない目、貧困と35歳という若さでの死と後をおっての恋人の投身自殺、そして死後一気に高まった評価(死ぬ間際にようやく評価され始めたようですが)という漠然とした情報だけだったんですが、今回見に行った展覧会では、ごくごく初期の作品や彫刻を目指していた時期のアフリカやカンボジアギリシャなどの影響を受けた原始的な絵、その後の彫刻をあきらめた後の絵画に注力し始め、それがゆえに試行錯誤を重ねた時期、そしてモディリアーニ独自の画風を完成させた晩年期と作品と人生の変遷が見れる展示となっていました。
 感想としては単純ながら、実際に本物を見るのは写真を見るのとではまったく違いますね!色の微妙な使い分けなんかが本物を見るとありありと伝わってくると同時に、描かれている人物がどんな正確の人間なのかまで伝わってきます。

 あと、「塩田千春・精神の呼吸展」というのもやっていたのですが、これも案内パンフレットの写真からしインパクトがあったのですが、実物を見ると圧巻でした。
 
 しかし、イヤー、なかなか面白かったです。展示内容などにもよるんでしょうが、我が家からは近いですし、たまに行くのもいいかなって思いました。また、次回の展示も見に行こうかなって思います。