「佐伯祐三展」

 先日、大阪市立美術館に「佐伯祐三展」を見に行ってきました。前回「モディリアーニ展」を見てから、なかなか面白く、いける範囲で美術展に行ってみようと思い、今回見に行ったわけです。
 で、「佐伯祐三展」ですが、30歳という若さでパリで亡くなった佐伯祐三の絵を約100点ほど集めた展覧会で、東京美術学校時代の初期の作品から、晩年の作品まで年代順に展示されており、その画風と絵の対象の変遷を見ることができました。80年も前の作品なのですが、当時のパリの生き生きとした様子が伝わって来ると同時に、空が曇天であったりと作者の当時の精神状態を感じさせる部分も垣間見ることができます。
 また、同時に行われている市立美術館所蔵の美術作品が70点ほど展示されており、モディリアーニの裸婦像(バブルのころに購入した作品として有名)やあと非常に精巧なアメリカ人の肖像画など興味深いものでした。で、この精巧な肖像画について私の前の人が学芸員の人に「この絵はいくらぐらいするの?」と聞いていたのですが、「億単位です」って言ってました。この絵の前後のものも億単位らしく、部屋全体で70点ほどの作品全体で約16億だそうです!