やなぎみわ婆々娘々!(ポー ポー ニャンニャン)展

 地下2階では、慶応義塾展とこの「やなぎみわ婆々娘々!」展が開催されていました。実は、先週の日曜日(26日)の日曜美術館でたまたま「やなぎみわ婆々娘々!」展が放送されていたので全く何も知らずという状態で見に行ったわけではないのですが、それでも、実物を見るとTVで見るのとは全く違い、本当に凄かったです。
 公募した人の50年先はこうなっていたいというイメージ作品である、グランドマザー・シリーズ。一人の人間に子供と老人を組み合わせることによって、一見グロテスクでありながら、現実の矛盾点を浮き彫りしにしている寓話シリーズ。本年、ヴェネチア・ビエンナーレにて展示された最新作で、見るものを圧倒する「Windswept Women」。
 女性の圧倒的なパワーを感じると同時に、私自身が知らず知らずに持っていた固定観念みたいなものにも気づかされたりと思いがけずゆっくり鑑賞してしまいました。
 昨年の同時期にみた塩田千春さんの作品も圧倒的でしたが、今回も圧倒的でしたねー。一見の価値は十二分にあると思います。