リニューアルした大阪高島屋

 で、これまたついでに大阪高島屋を覘いてみました。まずは、新たに完成した東館の7〜9階にあるレストラン街を見学(笑)。9階はシャンデリアなんかも設置されており非常に高級感漂う雰囲気。待合の椅子も見たことが無い立派な椅子でした。印象深かったのは、どこのお店か忘れましたが、ウールの帽子をかぶりステッキを持った非常に上品そうな紳士がお店から出てきて店員の人と話をしていた場面に出くわしたことでした。続いて、7〜8階を見ましたが、こちらは庶民的なお店が多く店を連ねていました。京都のキャピタル東洋亭や大阪の美々卯なんかも出店してたりと気軽に手ごろな価格で美味しく食事が出来ると思います。
 興味深いのは、この7〜9階フロアに共通する点として、「百貨店」を全面的に押し出した内装となっている点。アールデコやアールヌーヴォー的なデザイン感がある感じがしました。まさに基本思想に忠実にということなんでしょう。
 続いて、もう一つの目玉5階の若者向けのレディースフロアも紳士売り場(紳士服は5階のため)に移動ついでに覘いてみました。若者向けとはいえ接客は百貨店流というとこなんでしょうか?売り子さんの挨拶は百貨店的なしゃべりでした。客層的には、制服を着た学生さんなんかもちらほらと見受けられましたが、なにより興味深いのは「親子」で買い物をしている点でした(まぁ、買うかどうかは別ですが)、「親子」なんで、「子」以外にも「親」向けの婦人服フロアも案外お客さんは多いように感じました。しかし、代わりといっては何ですが平日だったせいもあって紳士服フロアは明らかに店員さんの方が多い状態で対照的でした。
 あと、今回は見て無いんですが、雑貨類を以前にあった紳士フロアから階下のレディース雑貨フロアに移動させていたのも興味深い点ですね。靴や鞄コーナーと衣類コーナーを完全にフロア移動させているので、否が応でもいろんな商品の前を通っていかなくてはいけなくなるわけですな。
 最後にもう一つ、興味深かったのは先週にオープンしたH&Mの紙袋を持ちながら高島屋の中に入っていく人が見受けられたこと。これが今後どのような流れに変化してゆくのか?興味深いです。