「麗子登場!−名画100年・美の競演 神奈川県立近代美術館×兵庫県立美術館」

 引き続いて、フロア別で行われていた「麗子登場!−名画100年・美の競演 神奈川県立近代美術館×兵庫県立美術館」を見てきました。これが、思っていた以上に大規模な内容になっており、明治初期の作品から現代にいたるまでの洋画・日本画・ブロンズ像など幅広い展示となっていました。中でも印象に残ったものは、

  • シカゴ万博の日本観に展示された作品→浅草の雷門かな???を描いた作品で、日本製品を売り出す際の日本文化の発信目的で展示された面が大きいと思います(参照:博覧会の政治学〜まなざしの近代〜
  • 岸田劉生「麗子立像」→今回の展覧会の目玉の作品。やはり一際目立っていました。
  • 浅原清隆「海を見た」
  • 小磯良平「斉唱」
  • 松本竣介「立てる像」→昔、中学校の美術の授業で模写をさせられたような記憶がありますが、今になって実物を目の前で見ると、まさに名作であるとひしひしと感じました。
  • 加山又造→タイトルは忘れてしまいましたが、月夜に鳥が描かれている作品で、先に作品を見て「これは凄いな」と思い作者名を見るとなるほどと納得しました。

 とまぁ、ある意味で私的にはレンピッカ展以上に良かったですね。