国立国際美術館「横尾忠則全ポスター」展

 さて場所を大阪・国立国際美術館へ移動し、本日のメイン。「横尾忠則全ポスター」展を見てきました。
 最初に感想を言いますと、あまりに膨大な数(全部で800点)のポスターの展示内容となっており、まさに圧巻の内容でした。「冒険王」の異名をもつ横尾氏だけあって、その時その時の自分自身の心のおきどろころによって作風が大きく変化するという様、奇抜なデザインであるように見えて、実は過去の作品の上に新たなチャレンジを積み重ねて全く新しいデザインを生み出してゆくその過程をじっくり見ることが出来ました。自身も変化すると同時に、また時代の雰囲気もそれにあわせるかのように変化している(私には、相互に影響しあってるように感じました。)のが面白かったです。
 こうして、実際に見てみると「才人」というのはこのような人を指すのだろうなというのが私の結論です
 今回、高校時代に作成したポスターも展示されていたのですが、はっきり言って、素人の目から見ても高校生のレベルの作品とは到底思えないものでした。すでに、高校時代から才能がずば抜けていたのがよくわかります。
 最後に、解説で興味を引いたのが、一つありまして
(↓↓ここより引用)

「父親の奇行」

(↑↑引用おわり)
というくだりがあり、一体どんな人物だったんだろうと考えてしまいました。