和歌山県立近代美術館「コレクション展 2010−夏秋」

 続いて、フロアを別にして常設展のコレクション展を見てきました。これもなかなか見ごたえのある作品ばかりが並んでおり、佐伯裕三の作品を見ると以前に大阪市立美術館で見た「佐伯祐三」展を見た記憶がよみがえりました。特に、一度帰国し再度フランスへ渡った際に描かれた高層ビルの窓から描かれた街角の作品は前回見た際も印象に残っている作品であり、再度目の前で見ることが出来たのは幸いでした。ただし、この作品がどの時期に描かれたのかと言うような細かい解説は一切無いので、知ってる人にしかわからない部分かもしれません。わからなくても、佐伯作品の中でも十分な印象を残す重要な作品の一つだと思います。