2010年、今年の美術展を振り返る
今年、私が見に行った展覧会で印象深かった展覧会を並べてみました。
- 京都国立博物館「没後400年 特別展 長谷川等伯」
- 「麗子登場!−名画100年・美の競演 神奈川県立近代美術館×兵庫県立美術館」
- 「ロトチェンコ+ステパーノワ─ロシア構成主義のまなざし」展
- 兵庫県立美術館「水木しげる・妖怪図鑑」展
- 京都市美術館「高島屋百華展」
- 京都国立近代美術館「上村松園展」
- 大阪市立東洋磁器美術館「ルーシー・リー展」
こうして並べてみますと、「ロトチェンコ+ステパーノワ─ロシア構成主義のまなざし」展は別として(←これは、当時のソヴィエトというまったく相容れないはずの思想の世界において、実は現代まで続く資本主義的なデザインが実は最初に生まれていたという逆説を発見し非常に驚くものでした)、それ以外については、それぞれ時代や境遇において逆境があってもそこから生み出された作品の力に感動したもの、また、作家自身の芯を貫く作品が多かったように思います。
来年度以降も、このような感動を得られる素晴らしい作品に出会えること、また、自分自身の視野が新たな角度から見ることが出来るように示唆を与えられるような作品に出会えればと思います。なお、来年度以降の美術展の観覧予定については、1月末ごろに暫定的なものをリストアップしたいと思っています。