大阪天保山特設ギャラリー「ツタンカーメン展−黄金の秘宝と少年王の真実−」

 まず、大阪南港の天保山ツタンカーメン展を見てきました。この展覧会、なんでも「ツタンカーメン展」と銘打ったものとしては1965年以来だそうで、TVなんかでも宣伝をしている効果もあってか、当日は結構雨が降っていたのですが、入館までに30待ちとの表示。館内と館外と合わせると確かに30分ほど待ったような気がしますが、話をしながら待っていたのでそれほど長くは感じませんでした。
 で、この入場料が当日で¥4000という展覧会としては破格の高値のチケットでして、自分たちはあらかじめ展覧会開幕前まで販売されていた、平日限定利用に使える割安なチケットを使って入場してきました。
 肝心の感想ですが、ツタンカーメンといえば黄金のマスクのイメージがあったんですが、実際に行ってみるとマスクの展示はなくて、代わりに黄金の棺桶や埋葬時の副葬品の展示がメインとなっていました。興味深かったのは、古代エジプトの今から3000年ほど前の石像や副葬品の彫刻技術の高さです。副葬品と身につけるだけではなく、ファッションとしての感性も備わっているのに驚きました。この感覚は、人間の普遍的なものなのかもしれません。