相国寺承天閣美術館「円山応挙展」

 今回初めて集中して円山応挙の作品群を見ることができたのですが、円山応挙という人は非常に幅の広い多岐な作品を残しているというのがはじめてわかりました。屏風絵や掛け軸なんかのイメージだったんですが、後ろから明かりを灯すと提灯や星空がきらめく趣向の作品があったり、お寺の住職に頼まれその寺の住職のイメージを具現化し巻物の作品として見事に完成されたものがあったりと、単純に画家というだけではなく、総合マルチアーティストといった感じを受けました。