あべのハルカス美術館「デュフィ」展

 20世紀、ピカソと同じ時代にフランス・パリで活躍したデュフィの展覧会でした。カラフルな色彩を使った作品が目を引きますが、作品が描かれたのが第二次大戦前後を挟む不穏な社会情勢のときであるというのが感じられない、不思議な魅力を持った作品で、以前に日曜美術館で放送された際に、鑑賞に行くかどうか迷ったんですが、実際に作品を見てみると、想像以上に良いもので、やはり、実際に実物を見ないとだめだなーと感じました。
 それにしても、今の、この閉塞感の感じる時代にデュフィの作品を見て、なにかしら、感じるものがあるのは時代背景が良く似てきているからなんでしょうか?この点も、個人的にはひとつ引っかかりましたね。