和歌山県立近代美術館「ようこそ 彫刻の森へ」展

さて、今回見に行った中で一番驚いたのはこの「ようこそ 彫刻の森へ」展でした。というのも、展示前半のロダンなどに影響を受けた日本人作家のブロンズ像がサイトでは紹介されていたのですが、私が驚いたのは後半の現代芸術(現代彫刻・写真・抽象画)の作品群でした。正直、和歌山の美術館でこれだけの規模かつ高いレベルの現代美術作品が収蔵されているとは、一部は知っていたものの想像以上であったのでかなりの驚きでした。
 特に、耳のブロンズ作品や工藤哲巳の作品、奈良美智の作品など以前に国立国際美術館で見たことのある作家の作品が収蔵されていたには驚きました。もっとも、これらは展示が他の作家に比べると1点ずつのみだったので、他にも収蔵作品があるのかはわかりません。
 見終わった感想としては、抽象作品がメインな展示となっているので万人受けしないかもしれないですが、私が観覧していたときの他の観覧者の人数から考えるともっと見る人が多くても良いのではないかと強く感じた展覧会でした。