Arcade Fire「The Suburbs」

 今年に入って購入した2枚目のCDアルバムです。「郊外」というタイトルのこのアルバムはコンセプトアルバム形式となっており、「郊外」というイメージの通り、古いものが破壊されどこも同じような町並みが生産される中で、その中からいかにして新たな道を作ってゆくかを問いかける、結構テーマ的にはヘビーなアルバムとなっています。私はこのアルバムを聞いて、現状を見つめなおす(それは社会であり自分自身である)そこからスタートするのではないか?ということではないかと感じました。
 正直、バカ売れするような作品ではないんですが、現代の本質を鋭く突いている秀作であると思います。