Avril Lavigne「Goodbye Lullaby」

 Avril Lavigneの約4年ぶりの新作です。全体を通して聞いてみると、前作から今作にいたるまでの間に、離婚を経験したりと、色々な意味での経験を積んだ結果として今作が生まれたというのがわかります。
 ライナーノーツによると、当初アルバムの方針をめぐってレーベル側と激しい議論があったらしく、結果的には、Avril Lavigneが意志を貫き通したという結果になったようです。実際問題、これまでのAvril Lavigneが好きだった人には、今作の「弾き語り」的な作品、また、実生活に基づいた赤裸々な部分に違和感がある人もいるかも知れません。しかし私は、26歳になったAvril Lavigneにとって、チャレンジングな試みであったものの結果的には今作はその意思を貫き通し成功した作品だと感じました。間違いなく、彼女にとって、転換点となるアルバムであると思います。