コレクション展「現代美術の一世紀」

 ほとんどが、海外の作家の作品をある程度年代順に部屋ごとに展示したものとなっており、順に見ていくと、10〜15年ぐらいで作品の流行とでもいうような流れがあることに気が付きます。今回のコレクションでは、一度見たことがある作品がいくつか展示されており、再度見ることができて面白かったんですが、今まで一度も見たことがないものも多数今回は展示されており、特に、最も現代に近い作品では、昨年にこの時期に見た「絵画の庭〜ゼロ年代日本の地平から〜」でも日本の現代作家の方が製作されていた絵画と向いている方向は一緒(つまり、一見綺麗な風景に見えるが、眼に見えない塀の内側は全く違う。その矛盾を鋭く突いている作品。)の写真が展示されており、これが今のテーマになるのかな?と感じると同時に、10年後にはこれは過去のテーマとなるのだろうとも感じました。