その他

 さて、今回二つの展覧会を見てきましたが、どちらも、新たな時代に向かって何をなすべきかを直接的・間接的に訴えかけてきていたように思います。自ら意識しないと、情報が偏ったものしか得られない環境になりつつある中で、折を見つけて実際に見て感じる大切さを改めて認識した展覧会でした。
 あと、この二つの展覧会の観覧者の比率としては、

  • 国立国際美術館はめちゃくちゃ人が少ないかと思いきや、思った以上に入館者がいたので驚きました(といっても、人気の展覧会と比べればゆっくり鑑賞できるレベルです。私は、もっとスカスカかと思ってました。)また、男女・老若関係なく、同数程度の入館者でした。
  • 大阪高島屋については、3月3日にグランドオープンした影響もあるのか?結構大勢の人が鑑賞に訪れていました。特に、年配の方(上記、「防空壕」の話参照)が多いのには驚きました。この世代の人が頑張ってこられたおかげで今日の日本があるわけであり、また、当時は食うや食わずの生活であった人達が、今では、コートやジャケットを羽織り、ご夫婦で一緒に鑑賞に来られていたりと、日本の歴史を実際に垣間見ているような感覚でした。