美術館「えき」KYOTO「アニメ化40周年ルパン三世展 -This is the world of Lupin the 3rd-」

 歌川国芳に続いて、京都へ移動し、ルパン三世の原画展を見てきました。40周年を迎えたルパン三世の世界を、原画や、TVアニメの流れを見ながら振り返るという展示となっています。
 私は、知らなかったんですが、実はルパン三世TVシリーズは3回に分かれており、最初は大人向けとして製作されたものの、直ぐに終了。第2シリーズは子供向けにリニューアルして長寿番組に、第3シリーズでは大人も子供も楽しめるを目指したものの、世の中の「アニメブームの収束」により第2シリーズほどの長寿番組にはならなかったとのこと。
 興味深いのは、この3回のシリーズのセル画のキャラクターの絵やストーリの内容など、その時々の時代に合わせたものになっている点。例えば、峰不二子のスカート丈が長くなったり、しかしながら、製作段階の目指すものとして「長いスカートを着用しながら、さりげなく、セクシーさを出す」というような企画書があったりと当時の製作現場の挑戦と、当時の時代背景が読み取れてきます。
 その他にも、映画版のルパンシリーズのポスターや原画、例えば「カリオストロの城」などの有名所なんかも展示されていたり、ルパン三世のキャラクターフィギュアが展示されていたり、なかなか興味深い内容となっています。