京都国立近代美術館「川西英コレクション収蔵記念展 〜夢二とともに〜」展

 引き続いて、京都国立近代美術館で「竹久夢二とともに」を鑑賞してきました。竹久夢二の名前は知っているものの、その実際の作品を見たことは無かったので、今回、その画業をかなり網羅していると言っても良い展覧会で全体像を垣間見ることが出来ました。
 大正モダンの女性を描いた作品がなんといっても「竹久夢二」を象徴するものなのですが、実際には、最初は基礎として精密な風景画を描いていたり、本の挿絵でも、イラストレーターのような現在でも通用するようなモダンなデザインを作っていたり、また、晩年近くにはドイツで日本画を教えていた事実には驚きました(特に、「南画」というように、日本画のお手本を実際に描いて生徒に教えていたようで、お手本も展示されていました)。