BS世界のドキュメンタリー「このペット 凶暴につき・・・」

 アメリカで、個人経営の動物園やチンパンジーのブリーダー(犬以外でブリーダーがいるのは知りませんでした)などを取材したレポートです。
 クマやライオンと一緒に檻に入って相手をしている映像や、トラとライオンを掛けあわせて「サーベルタイガー」を生み出すと豪語している人がいたり、日本の感覚では考えられないものばかりでてきました。
 トラやライオン、チンパンジー*1を赤ちゃんの頃にペットとして飼い、当然の結果として、大きくなれば手放すという行動はあまりに身勝手であると私は感じました。
 なにより、番組ラストで、個人動物園の園長が「もし資金難で動物園の運営が困難になったらどうするのか?」との質問を受けて「かわいそうだが、動物を安楽死させる」というのには驚かされると同時に、なんだか、「人間が一番凶暴な生き物である」というのが結論のように感じましたね。

*1:チンパンジーは実は凶暴な面があり、同じ仲間のチンパンジーを集団で攻撃し共食いをすることがあるのは有名。これは、人間に一番近い類人猿の行動としては、興味深い部分とされている