京都高島屋「杉山 寧(やすし)展 −悠久なる刻を求めて」

 今日は、今年の展覧会の中でも、個人的に楽しみにしていたでも世間的にはちょっと地味(?)な、戦後日本画を代表する作家の一人である「杉山 寧」の回顧展を見に行ってきました。あいにくの天気で*1、京都まで行くことを考えると、帰りに電車が止まる恐れもあり中止にしようかとも思ったんですが、なかなか都合があわない事と、開催期間が短いこともあり、今日しか行ける日がないと判断しがんばっていってきました。帰宅してからわかったんですが、京都ではそれほどたいした雨は降っていなかったんですが、和歌山では豪雨になっていたようで、運が良かったと思います。
 で、肝心の展覧会ですが、「良かった」です!正直、思っていたよりも強く引かれる作品が多く展示されており、予定よりも時間オーバーでゆっくり鑑賞しました。まるで点描画と時の永遠性が融合したような独特の作風で、魅力的な作品が多かったですね。
 それにしても、描き方が非常にうまい。私が、これまで見てきた作家の中でも、上位に入ると思います。

*1:各地で川が危険水位を超えたり、竜巻注意情報が出たりしました