美術

石清水八幡宮「初公開、本殿」

一度訪れたいと思っていた京都府八幡市の石清水八幡宮。ケーブルカーで参道の途中までラクラクと登れるんですが、そのケーブルカーの車内放送の解説では創建は貞観元年にまで遡るそうで、一昨年の東日本の大地震の際に注目された「貞観地震」の貞観であるの…

春の美術展後半

今回は、石清水八幡宮、京都市美術館「リヒテンシュタイン展」、京都国立近代美術館「開館50週年記念」展を見て来ましたので、その感想です。

大阪市立美術館「ボストン美術館 日本美術の至宝」

この展覧会が開催されることを去年知り是非とも行きたいと思っていた展覧会です。曾我蕭白の雲龍図や吉備真備絵巻、平治物語絵巻といった日本にあるならば確実に国宝されるであろう作品が数多く展示されていました。これらの作品はテレビでは見たことがあっ…

春の美術展その1

いよいよ新年度。春の美術展も始まり早速「ボストン美術館展」と「狩野山楽・山雪」を見に行って来ましたのでその感想です。

今回の美術展の雑感

いずれの展覧会も注目のものでしたが、想像以上に満足度の高いものでした。図録も購入しようと思ったんですが、個人的にはもうちょっと細かい解説があっても良かったかな?と思ったため購入を見送りました。あと、観覧者はボストンの方では、年齢層も幅広い…

京都国立博物館「特別展覧会 狩野山楽・山雪」

数年前の長谷川等伯以来の大型企画展である「狩野山楽・山雪」を見に行って来ました。これだけの規模で集中して展示される機会はそうそうないと思います(作品の中には海外にあるものも複数あるため、同一の場所で見れる機会はおそらく何十年もないと思いま…

大阪高島屋「美の競演 京都画壇と神坂雪佳〜100年の時を超えて〜」

ひき続いて、大阪高島屋にて「美の競演 京都画壇と神坂雪佳〜100年の時を超えて〜」を見て来ました、この展覧会は、京都の細見美術館と京都市美術館所蔵の近代日本画を中心とした代表的な作品を一同に集めた展覧会で、これはなかなか見応えのある内容でした…

梅田大丸「大丸梅田店開店30周年記念. クールベ展」

「クールベ」という名前だけは聞いたことがあったので、見に行ってきたというのが正直なところなんですが、展示内容の約1/3がクールベの作品で、それ以外は、同時期に活躍した画家の作品で占められていました。これってちょっと残念な感じがしました。

冬と春の合間の美術展

先日、梅田大丸と大阪高島屋へ「クールベ展」「美の競演 京都画壇と神坂雪佳〜100年の時を超えて〜」を見てきましたのでその感想を書いていきます。

2013年度 今年の注目の美術展(暫定版・2月更新)

新たにわかった展覧会予定を含めて、今年わかっているだけで注目される展覧会をまとめてみました。 3月1日(金)〜3月11日(月) 大丸ミュージアム 「クールベ展」 3月6日(水)〜3月18日(月) 高島屋大阪店グランドホール 「美の競演・京都画壇と神坂雪佳…

姫路市立美術館「国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展」

なぜか、ロシア芸術の展覧会は地方(以前も「「ロトチェンコ+ステパーノワ─ロシア構成主義のまなざし」展」が滋賀県でありました)で開催されるんですかね?というわけで、東京では好評だったという「レーピン展」を姫路まで見に行ってきました。 感想を最…

2013年冬の美術展その2

冬の美術展第2弾として、先週、姫路まで見に行ってきましたのでその感想を書いていきたいと思います。

2013年度 今年の注目の美術展(暫定版)

今年わかっているだけで注目される展覧会をまとめてみました。 2/16-3/30 姫路市立美術館 国立トレチャコフ美術館蔵 レーピン展 3.30(土)〜5.12(日) 京都国立博物館 狩野山楽・山雪 3月16日(土)〜5月6日(月・祝) 京都国立近代美術館 開館50周年記念…

京都高島屋「魅惑の赤、きらめく金彩-加賀赤絵展」

九谷焼の赤をメインで装飾された作品が展示されていました。非常に細かい装飾がなされているのと、ヨーロッパ向けの輸出用に制作された背景もあり、海外の人が好みそうな異国風(東洋風というか中国風というか)なデザインでありながら、ワイングラスであっ…

京都市美術館「須田国太郎展 没後50年に顧みる」

今回はじめて知った画家の人のなんですが、日本の風土にあった洋画を作ることに人生を捧げた画家だそうです。ヨーロッパの写生旅行の時に描かれた作品と、帰国してからの日本で制作された作品を見比べてみると日本というのは洋画にはあまり向かない部分が多…

2013年冬の美術展その1

新年の挨拶が遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。年末年始がバタバタとして更新もしてなかったブログですが、今年に入って初めての美術展に行って来ましたので、その感想を書いて行きたいと思います。

国立国際美術館「宮永愛子 なかそら−空中空−」展

国立国際美術館は本来は現代美術がメインの美術館のため、併設では宮永愛子さんという方の展覧会が行われていました。私は今回はじめて知ったアーティストなんですが、ナフタリン*1を使った作品が代表的な方だそうで、今回も作品が展示されていました。ナフ…

秋の美術展最終、国立国際美術館「エル・グレコ展」

今日は、秋の美術展の最終かつ本年最後の美術鑑賞として大阪の国立国際美術館にて「エル・グレコ展」を見てきました。エル・グレコは、スペイン絵画の巨匠、ゴヤ、ベラスケスと並ぶ巨人ですが、まぁ、マニアックな部類になると思いますが、最終日に近いとい…

高野山・金剛峯寺「特別公開・徳川家霊台」

今回はOKUMUの誘いで、高野山へ今回内部が初めて公開される徳川家霊台を見に行って来ました。徳川家康の霊台としては日光東照宮なんかが有名ですが、高野山にもあるんですね。高野山は正面向かって右側が徳川家康、左側が徳川秀忠の霊廟となっているそうです…

京都国立近代美術館「山口華楊展」

引き続いて、京都国立近代美術館にて「山口華楊展」を鑑賞してきました。実は、「山口華楊展」は今秋の個人的な要注目の展覧会でした。この山口華楊は猿などの動物画や写生画が有名な日本画家で、近代日本画を代表する一人です。とはいえ、隣の京都市美術館…

京都市美術館「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年」

続いて、京都市美術館へ移動し「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年」を見てきました。エルミタージュといえばロシアのロマノフ王朝が収集した世界的に有名なコレクションが収められている美術館で、バロック時代からピカソなどの時代までの…

「第48回 京都非公開文化財特別公開『冷泉家』」

「冷泉家」名前だけは聞いたこともあると思いますが、さかのぼれば藤原定家といった歌人として日本史に登場する人物にまでさかのぼる名門旧家なんですね。場所は、京都の同志社大学今出川キャンパスの近所、つまり、私がちょこちょこ訪れる相国寺の近所にあ…

秋の美術鑑賞第2弾

今日は京都へ秋の美術鑑賞第2弾として「特別公開・冷泉家」「大エルミタージュ美術館展」「山口華楊展」を見てきました。その感想を書いていきたいと思います。

大阪高島屋「生誕125年 東と西の出会い バーナード・リーチ展」

最後に大阪へ移動し「バーナード・リーチ展」を見てきました。これも、先月(だったかな?)NHKの日曜美術館で放送された影響もあったのか?思ったよりも人が多かったですね。全体を通してみると、イギリス人のリーチを通して東西の文化の融合を経った結果、…

神戸市立博物館「マウリッツハイス美術館展」

引き続いて、三宮へ移動し神戸市立博物館「マウリッツハイス美術館展」を鑑賞してきました。 フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が目玉の本展覧会。西洋絵画史上もっとも有名な絵の一つであり、フェルメール=「真珠の耳飾りの少女」と言っても良い超有名…

神戸市立小磯記念美術館『開館20周年記念 生誕110年「小磯良平の世界」』

前回マリーローランサン展を見に行って以来の訪問となりました。六甲アイランドに位置するので、わざわざ六甲ライナーに乗り換えていく必要があるのが面倒なんですが、しかし、この美術館は非常にゆったりとした時間が流れており、なかなか居心地の良い所で…

秋の美術展第1弾

今日は、秋の美術展第一弾として神戸と大阪にて「小磯良平回顧展」「マウリッツハイス美術館展」「バーナード・リーチ展」の3つを見てきましたので、その感想です。

2012年度 行きたい美術展更新

2012年度 行きたい美術展 8月27日更新

美術館「えき」KYOTO「足立美術館 横山大観展」

引き続いて、今回の私のメイン「横山大観展」を見てきました。美術を知らなくても名前だけは知っているであろう横山大観。しかし、私は今まで横山大観の作品をまとめて見る機会がありませんでした。そして、一度行って見たいと思っていた足立美術館の横山大…

京都府京都文化博物館「世界遺産 「ヴェネツィア展」 魅惑の芸術-千年の都」

最初はそれほど期待していなかったんですが、意外と幅広い展示(絵画やベネチアガラス、彫刻など)がなされていて結構楽しめました。 興味深いのは、貿易によって莫大な富を蓄えたヴェネチアの富豪たちは、賭博が大好きだったようで、トランプをするときにで…